制作・運営:Zenken株式会社/提供・監修:株式会社プライム・ブレインズ
ここでは、転職を考えているITエンジニアが知っておくと役立つ基礎知識をまとめました。退職に至る理由や年収について統計データをもとに解説。また、仕事の幅を広げるために取得したい資格や将来性なども紹介します。
今すぐ転職したいと考えていても準備は忘れてはいけません。安易に仕事を辞めてしまうと失敗するリスクが高くなるからです。転職を冷静に検討するための情報を集めましたので、事前にできることなどチェックしてみてください。
調査データによると他業種に比べてITエンジニアの離職率が著しく高いわけではありませんが、転職経験者の割合は年齢を重ねるほど高くなります。また、ITエンジニアの退職理由で多いのは「給与・待遇面に不満」「職場環境がよくない」「労働時間が長い」「将来に不安を感じる」といった点です。労働条件に不満を感じる人が多い傾向にあります。
ブラックな仕事のイメージが強い理由としては以下が考えられます。
ただし、現在は政府主導の働き方改革によりこうした労働環境は改善しつつあります。
厚生労働省の2024年調査データによると、ITエンジニア全体の平均年収は605.8万円です。また、領域ごとの平均年収はシステムコンサルタント・設計者が820.2万円、ソフトウェア作成者は655.2万円、その他の情報処理・通信技術者は768.8万円で、経験年数に応じて年収も上がっています。
ITエンジニアになるために特定の資格を取得する必要はありませんが、資格はスキルアップの指標となり、スキルがある証明にもなります。資格には基本情報技術者試験のような基礎的な国家資格から、CCNAやCompTIA Project+など専門性の高い民間資格までさまざまで、自身のスキルレベルに合ったものを選べます。
IT専門調査会社のデータによると、国内ITサービス市場は2028年まで年間6.2%の成長が見込まれるとされています。ITエンジニア需要も高まっていますが、その一方で問題となっているのがIT人材不足です。需要という意味ではITエンジニアの将来は明るいですが、活躍するためには専門領域を広げ、スキルを磨く努力も必要でしょう。
IT業界の現状や将来性を理解したうえで、ITエンジニア転職で後悔しないためには、事前に以下のポイントをチェックしておくことが重要です。
自分がITエンジニアとしてどのようにキャリアを積んでいきたいか、キャリアプランを明確にしておくことが必要です。ここが曖昧なままだと面接時にアピール不足になりますし、入社後も将来像が見えてきません。
自身が求めるワークライフバランスを前もって考えておきましょう。休日は多いほうがよい、リモートワークなど働く場所に自由が欲しいなど、生活スタイルに合った勤務条件の会社を選ばないと働きにくさを感じるからです。
入社後の教育・研修体制の充実度は、自身のスキルアップやキャリアプランに影響します。給与の高さのみで選んでしまうと、毎日過酷な作業が続くだけで成長できなくなる可能性があるため、サポート体制の事前調査は大切です。
例として、本サイトを監修しているプライム・ブレインズが、入社後にどのようなサポートに取り組んでいるのか紹介します。他の転職先候補の会社と比較検討する参考データとして活用してみてください。
エンジニアをサポートする人材育成サイクル体制を確立しています。領域に応じたスキルレベルを規定し、育成計画を立案。年間目標の立案と評価を行い、知識・スキルアップのための研修体制も整備されているので安心です。
幅広い業務を経験することで、ITエンジニアの総合力を身につける人材育成を行っています。たとえば、プロジェクトマネージャーとして不十分だとしても業務を担当することで成長できるという考え方で、未経験でも挑戦可能です。
ユニークなのが多面的人事評価制度です。これは、各社員が他の全社員に対し社内活動の貢献度を評価するもので、地道な努力を見つけやすくなっています。どの点が評価されているのかも明確で、目標設定や改善点もわかりやすいのが特徴です。
株式会社プライム・ブレインズは、ユーザー企業の視点に立ったITプロジェクト支援やITコンサルティングなどを行っている企業です。
ベンダーに代わり、自らの手でシステムを作り上げられるだけの技術力とビジネス課題解決力を有しており、確かな技術と知見をもとに全体を俯瞰し、幅広い領域・工程でITプロジェクトの成功に貢献しています。